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雁ノ巣の1日


中倉一志=文・写真
2月12日、まるで冬に逆戻りしてしまったかのような冷たい空気に包まれた雁の巣球技場で選手たちが練習を再開した。ピッチに現れたのは、予定の時間を約1時間ほど過ぎてから。鹿島とのプレシーズンマッチのVTR、そしてキャンプ中のトレーニングマッチのVTRを見ながらのミーティングが長引いたためだ。チーム戦術を確認するのはピッチの上だけではない。自分たちの動きを俯瞰することで様々な問題を客観的に把握することは、意思統一を図る上で欠かせない。シーズン中はもちろん、新加入選手を迎えて、新しいチームを作っている時期なら、なおさらのことだ。

ピッチに姿を現した選手たちの表情は一様に明るい。どんな時でも、明るく練習を開始し、笑顔で練習を終えるのがプシュニク福岡の特長のひとつだが、宮崎キャンプで、まずまずの手応えを掴んだことも、その理由のひとつだろう。

当初は、キャンプイン前に体を痛める選手が増えたことや、福岡大学とのトレーニングマッチで引き分け、キャンプ最初のトレーニングマッチであるホンダロック戦に敗れこともあり、マリヤン・プシュニク監督は選手のモチベーション面の問題を口にしていた。それも、「ホンダロック戦の敗戦で緊張感というか、ピリピリとした雰囲気になった」(石津)というように、緊張感を取り戻したチームは日毎に連携を深め、それをピッチの上で表現し、新加入選手との融合も進んだ。まだまだ課題はある。突き詰めなければいけないことも多い。しかし、目指す方向へ向かって確実に進んでいることは間違いない。

練習はいつものように軽いウォーミングアップから。そして、そのまま自然にパストレーニングへと移行するのが福岡のいつものトレーニング風景。そして、十分に体が温まったところで、ハーフコートを使ってパスゲームが始まる。「近寄って、近寄って!」「遠くを見ろ!」、コーチ陣から飛ぶ檄を受けながら選手たちがボールを追う。プレーの決まりごとは少ないタッチでボールを素早く動かすこと。プシュニク監督が口癖のようにかける「タップ、タップ、タップ」という声のリズムが、チームのテンポと重なっていく。

今シーズンのトレーニングの特長は、攻撃の形を作ることに重点が置かれていること。相手をひきつけて遠くに展開すること、出し手がボールを受けた瞬間に受け手が動き出すこと、そして3人目の選手が受け手をサポートし、さらにパスの出し手もサポートに加わる。始動当初と比較して、その動きが連動する回数が増えていくのを見ながら、チームが少しずつ、少しずつ、出来上がっていくのを感じる。そして、昨年から残る選手たちのプレーを見ながら、継続することの大切さを実感する。

さて、始まったばかりと思っていた2014シーズンも、気が付いてみれば、いつの間にか開幕まで2週間余り。これからシーズンを戦う最後の調整が始まる。

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