
アビスパ福岡は今シーズンからスタートした社会連携(シャレン)プロジェクト『FUKUOKA TAKE ACTION!』の取り組みの一環として、2023明治安田生命J1リーグ第23節横浜FC戦(8月12日)の試合前イベントとして、ベスト電器スタジアムスタ前広場にて「ステハジ」SDGsブースを出展。海洋問題に関しての学びを目的とした展示ブースを設置したほか、海洋プラスチックごみを活用した「ステハジ」アート体験ワークショップを開催した。
(※『FUKUOKA TAKE ACTION!』とは)

「ステハジ」とは「使い捨ては恥ずかしい」の「捨て」と「恥」、そして「さあサステナブルを始めよう」の「ステ」と「始」から取った造語。シャレンパートナーである株式会社OSGコーポレーションが使い捨てから生まれる社会課題を、個人と企業と自治体と団体が共創して、使い捨てに頼らない日常、未来を作っていこうという趣旨で、2019年から取り組んでいる「ステハジプロジェクト」のことで、現在は327の企業、自治体、団体などが参加して活動を行っている。

今回のワークショップに参加したのは約40名(8名×5回)の子どもたち。まず砂浜を模した小さなボックスを利用して海洋プラスチックごみの回収疑似体験を行った後、それを小瓶に思い思いの形で詰めて「ステハジ」アートを作成。回収した海洋プラスチックごみから作られたとは思えないかわいい仕上がりに、子どもたちはもちろん、そのご家族も笑顔でいっぱいだった。

ちなみに、海洋プラスチックごみは、去る6月25日に「ステハジプロジェクト」として、シャレンパートナー企業の従業員やご家族、福岡市役所の職員、大学生、アビスパDAOメンバーの他、アビスパからは職員、トップチーム所属の森山公弥選手が参加して行われた「ビーチクリーン活動」にて実際に集めた海洋プラスチックゴミを使用した。
(※ビーチクリーン活動レポート)

ワークショップを運営したOSGコーポレーションの毛洲雅博(もうす まさひろ)さんは、「ステハジプロジェクト」への想いを次のように話してくれた。
「アビスパさんは、ただ単にイベントを通じて体験をしてもらいたいというだけではなく、自分たちで回収してきた海洋プラスチックゴミをこういった形で使ってもらって、また次の機会にみなさんと一緒に海洋プラスチック問題をはじめ、使い捨てから生まれる社会課題をみんなで解決するためにどうしたらいいかという場を設けていきたいという想いでこの場を設置してくれた。そして、我々も、ひとつの企業や団体、個人で取り組むのではなく、個人と企業と自治体と団体が共創して、みんなで一緒になって課題を解決していくことに世の中が反応してくれているのではないかという想いで取り組みをさせていただいている。海洋プラスチック問題などのサスティナブルなことに対して実際に体験してもらいながら、それを通して考えることで何かの行動変容に繋がるきっかけにしてもらえれば」
『FUKUOKA TAKE ACTION!』が目指すものは、その活動を通して、一人ひとりが社会貢献活動への“一歩を踏み出す=ACTIONを起こす”輪を拡げていき、福岡の街から日本を元気にするムーブメントを起こすこと。その先には、人が育ち、ビジネスが生まれ、大好きな福岡の街を更に住みよい街にしていく、都市活力が溢れたアジアのリーダー都市の実現への貢献に繋がるという願いを持って、アビスパは今後とも活動を広げていく。
[中倉一志=取材・文・写真]
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