
去る12月1日、アビスパ福岡は社会貢献活動の一環として筑紫少女苑を訪問してブラインドサッカー体験会を実施した。
この日のイベントには、ブラインドサッカー女子日本代表の橋口史織選手(ラッキーストライカーズ福岡)をはじめ、アビスパ福岡からは金森健志選手、井上聖也選手、藤井潤スクールチーフ、そしてスクールコーチ2名の6名が参加。アイマスクをして視界をさえぎった状態で、じゃんけん大会・あっち向いてホイ・ボールリレーなど、様々なゲームを楽しんだ。いつもとは違い状況の中で最初は戸惑いを見せていたが、話し合い、工夫を重ねていく中で体育館は笑い声が溢れる空間に。ボールを通して心を通わせたイベントになった。

◎藤井潤スクールチーフ;
「参加していただいたみなさんが心を開いてくれて、笑顔を見せてくれたり、楽しくリアクションしてくれた姿を見て、私自身も心が温かくなりましたし、一緒に良い時間を過ごすことができました。オープンマインドで接すること、そしてオープンマインドで受け入れることで、こんなに心がほぐれるんだなということを改めて感じることができたイベントでした。声を出したり、素直な感情を表現することでお互いの心がほぐれるのを感じて、スポーツの持つ力を感じることもできました。これからもスポーツを通じて町を明るく、人をもっと豊かにしていける存在になっていきたいなと思いますし、スポーツと街と共に自分自身も成長していき、アビスパ福岡が福岡の街に必要なクラブになっていけるように、これからも頑張っていきたいと思いました」

◎橋口史織選手(ブラインドサッカー・ラッキーストライカーズ福岡);
「こういう機会をいただいてブラインドサッカーを知っていただくというのも嬉しいですし、このイベントを通して人との関わりやコミュニケーションを持つことで、優しさを感じてもらったり、純粋に声を出して楽しさを感じてもらって、また頑張ろうと思ってくれたらいいなと思っています。私自身もみなさんから声をかけていただいたり、みなさんの反応を聞いたりしながら、また頑張ろうと励みになりました。うまくいかないことはたくさんありますが、楽しむ気持ちを大切にすることで人生を楽しむ力を身に付けていってほしいなと思っています」
◎金森健志選手;
「楽しみな気持ちと緊張した気持ちで参加したんですけれど、みんな楽しそうにしてくれていましたし、積極的にゲームを楽しんだり、質問をしてくれたり、自分を表現しようとしている姿や、たくさんの笑顔を見れて僕も楽しかったです。またこうした機会があれば、ぜひ、参加したいと思いました。チームに帰ったら、とてもいい時間だったことを伝えたいと思っています。今日はイベントに参加して本当に良かったです」

◎井上聖也選手;
「僕たちも楽しめたので、きっと彼女たちも楽しめたのではないかと思っています。短い時間でしたけれども、みんな笑顔を見せてくれましたし、少しでも今後に繋がることがあればいいなと思います。イベントに参加して学ばせてもらったこともありましたし、伝えられることもあったのではないかと思うので、とてもいい時間になりました。イベントに参加できて良かったです。プロサッカー選手として活動できることに感謝しながら、いろんな人たちの想いを背負っているんだということをピッチで表現していきたいと思います」
[中倉一志=取材・文・写真]
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