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【無料記事】リハビリを乗り越えていざ大舞台へ。目指すはインカレ全国優勝、そしてプロの世界での二桁得点:【中倉’s Voice】

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「なんでもない展開から一瞬でゴールを生む。それが(鶴野)怜樹」
乾真寛監督(福岡大学)が振り返ったように、まさにそれを象徴するゴールだった。

九州大学サッカーリーグ1部ファイナルリーグ(全14節)最終節。福岡大学と日本文理大学の一戦は開始早々の8分に福岡大学が先制したものの、この試合に勝利すれば九州産業大学(3位)を逆転してインカレ出場が決まる日本文理大学のモチベーションの高さに押される展開で進んでいた。2点目を奪って試合を決めたい福岡大学は70分、北條真汰に代えてアビスパ福岡への加入が内定している鶴野怜樹を投入。しかし、その後も守備一辺倒の展開は変わらずチャンスは作れなかった。

冒頭のゴールはそんな展開の中で生まれる。時間は90+3分。左サイドでボールを受けた大崎舜が抜け出したと見るや一瞬でトップスピードに乗ってゴール前へ。速いグラウンダーのクロスをワントラップで足もとに置くと間髪入れずに右足を振り抜いた。チャンスらしいチャンスがない中でワンチャンスを見逃さないゴールへの嗅覚。それこそ鶴野怜樹の真骨頂と言えるものだった。

思い通りにいかない、そんな1年間だった。昨年の9月にアビスパ福岡への2023年加入内定が発表されたが、その後、右太ももの肉離れで戦列を離脱。年末に行われた全日本大学選手権で復帰を果たすも準々決勝で怪我を再発しリハビリの日々が続いていた。福岡大学サッカー部に所属しながらアビスパの練習に参加し、今シーズンはJリーグの舞台への出場機会を得たいという想いを叶えることはできなかった。

だが下を向くことはなかった。プロで活躍するんだという想いと昨年の全日本大学サッカー選手権大会での借りを返すという強い気持ちでリハビリに向き合ってきた。そして九州大学サッカーリーグ1部ファイナルリーグ第8節の西南学院大学戦で公式戦に復帰。時間制限がかかる中で少しずつコンディションを整えると、前節(13節)の九州国際大学戦で1ゴール1アシストと結果を残し、この日も冒頭のゴールでチームの勝利に貢献。福岡大学は無敗でリーグ優勝を決めた。
「自分は来年からプロに行くという立場。復帰明けで時間制限がかかっているとは言え、やはり結果を残していかないといけないと思っていますし、大学レベルで何もできなかったら絶対にプロでは通用しないという気持ちでいつもやっています。その気持ちを持ちながらリハビリもやっていたし、その中で復帰して結果が出たというのは自分の中で素直に嬉しいです」

そして1月からはいよいよプロサッカー選手としての第一歩を踏み出す。
「自分を使われるタイプの選手なので、他の選手ともコミュニケーションを取って使われるように頑張ります。内定が決まってからずっと目標にしていることがあって、それは1シーズンで10得点以上取るということ。今シーズンのアビスパの得点数は少なかったですけれども、自分の力で得点数を上げることができればと思っています」

もちろん、その前にやり遂げなければならない大きな目標がある。
「去年、法政大学に勝って次の試合が阪南大学で、これに勝てばベスト4というところで福岡大学にとっては大きな壁が立ちはだかったという結果でした。自分は復帰明けで時間制限が設けられた中での出場という形でしたけれど、その試合でまた再発してしまうというふがいない結果でチームを勝利に導くことができず、その借りを返すのはもうインカレでしかないと思っていました。そのために、この1年間はインカレ出場を果たして、インカレで結果を残してチームを勝利に導くというのをずっと目標にしてきたので、ここから本当に良い準備をして、関東、関西の強豪を全部倒して必ず日本一になります」
日本一の称号を胸に雁の巣にやって来る。そんな鶴野怜樹の姿が待ち遠しい。

[中倉一志=取材・文・写真]
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