中倉一志=取材・写真・構成
内容:福岡-九州学生選抜トレーニングマッチ試合終了後の囲み会見日時:2014年2月4日(日)練習終了後
場所:生目の杜運動公園陸上競技場
マリヤン・プシュニク監督
Q:試合を振り返って
「まず、戦う意識、態度は今までよりも良かったと思います。たくさんのチャンスも作ることができました。ただ、あまり効率的な攻撃は出来ませんでした。前半は、あと3~4点は取らなければいけませんでした。それでも、相手に対するプレスは、今日は上手くいっていましたし、何より、選手が連動して相手に対して仕掛けることができたのが良かったと思います」
Q:今日は森村選手が積極的に前でプレーしていました。彼に対する評価はいかがでしょうか?
「少しずつ良くなってきています。我々がトレーニングでどういうことをやっているかを理解し、それを実践できるようになってきました。他の選手については、まだ修正が必要な部分がありますが、それには時間が必要です」
Q:後半は牛之濱選手が2得点を取りましたし、前から積極的に行っていたように思います。
「まあ、あと2点は取れましたね(笑)」
Q:今シーズンの福岡の形が、少しずつ、少しずつ、見えてきているように思います。監督は、どのように感じていらっしゃいますか?
「そうですね。フィールドプレーヤーとしては8人の新加入選手がいますが、それは我々のチームの3分の1に当たります。また、我々は、まだ4週間しか一緒に過ごしていません。シーズン開始までに時間がありますが、それまでにしっかりと作り上げていかないといけません。ですから、我々の全体のイメージを共有していけるようにしたいと思っています。今日は、1対1のところで勝つことと、プレスをかけていくということに十手を置いて戦いました」
森村 昂太選手
Q:この前のトレーニングマッチの反省を踏まえてのゲームだったと思いますが、いかがでしたか?
「徐々に良くなっているという実感はありますし、今日は自分でも少しすっきりしたと言うか、これがベースになっていくんだろうなという、いい感覚が残る試合でした」
Q:森村選手自身のプレーが、一昨日よりも昨日、昨日よりも今日と、どんどん良くなっているように見えます。
「シーズン前のイメージとしては、キャンプでチームのやり方を理解して、それをプレーで表現できるようにするということでしたが、それが日に、日に自分でもできるようになってきたなと感じています。まだ満足はしていませんが、そういう課題をひとつずつ見つけながら取り組んでいます。今日は坂田さんが、かなり気を使ってくれて、アイコンタクトして合わせてくれているところがあったので、もう少し自分から合わせるというか、いろんな選手に合わせて、出たり、入ったりする部分を質高くやっていければ、もっと、もっと面白くなるかなと思っています」
Q:とりあえず最初のポジションはあるようですが、プレーが始まると、5~6人で激しくポジションチェンジするのが印象的でした。森村選手の最初のポジションは、低めの位置なんですか?
「本当はもう少し高い位置でと言われていて、あんまりビルドアップのところは関わらなくていいという感じの戦術だと思うのですが、あまり前へ張り付きすぎても良くないので、もう少し空いているスペースが見えてくることで、細かいところが修正できると思います。その辺はこだわらずに、柔軟にやっていきたいと思っています」
Q:「前へ」という点では、自分の中ではだいぶ整理出来てきたのでしょうか?
「そうですね。ボールを下げると絶対に腕立てなので(笑)、そうならないようにという意識でやっています。最初から前を見ていれば前を向けるし、そのためには周りがどういう動きをしているのかを先に見ておくことが必要だと思いますが、今日は、それができたかなと思っています。もっと、もっと、回数とポジショニングと、その質を突きつめていければなと思います」
Q:ただ、あまり点が取れていません。そのあたりはいかがでしょうか?
「まあ、今日は決定機は結構ありましたし、この前の試合でも決定機がないというわけではなかったので、後は決め切るというところですね。ゴール前に入る人数も多いので、多分、もうひとつ余裕が出てきたら、たとえば、シュートと見せかけて味方にパスとか、そういう余裕が出てくれば、もっと自分もアシストできると思うし、点が取れると思うので、そういう意味では、もっと練習試合をやって高めていきたいですね」
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