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J2第22節 福岡vs.岡山 プレビュー


【中倉一志=取材・文・写真】
2014Jリーグ ディビジョン2 第22節
対戦: アビスパ福岡vsファジアーノ岡山
日時: 7月20日(日)18:00キックオフ
会場: レベルファイブスタジアム

負けない岡山
決して強いという印象はない。しかし、とにかく負けない。そのスタイルは、就任5年目を迎える景山監督が時間をかけて作ってきたものだ。現在のスタイルが定着したのは2年間の基礎固めを経て迎えた2012シーズン。リーグ2番目に当たる14引き分けを記録して17勝14分11敗で8位。プレーオフ制度の導入もあり、J1昇格が現実的な目標として捉えられることを示した。昨シーズンはリーグ最多の17引き分けを記録。シーズン終盤に3連敗を喫して12位に終わったが、やはり、終盤までプレーオフ進出の可能性を残した。

そして、今シーズンも、ここまでリーグトップの9引き分けを記録して8勝9分4敗の4位。13戦負けなしを続けている。「勝ち切れない」という評価は当たらない。リーグ戦は勝敗を争うのではなく勝点を争う戦い。得点力不足(J2で15位)を守備力でカバーして総合成績で上位につける戦い方は地味な印象を与えるが、それが上位進出を果たすためのひとつの方法であることを、岡山は自らの手で示している。また、昨年同期比では引き分けが3つ減って勝ち星が2つ増加。チームは確実に進化を遂げている。

福岡と同様に、戦い方のベースにあるのは運動量とハードワーク。相手ボール時には素早く帰陣して両WBを加えて5バック気味に守るが、決して引きこもっているチームではなく、機を見て高い位置からのプレッシングも仕掛ける。また、攻撃面でもロングボールだけに頼るのではなく、全員が連動して前へボールを運ぶのも岡山の特長のひとつだ。誤解を恐れずに言えば、決して強烈な印象を残すチームではない。しかし、非常に厄介なチームであることは間違いない。

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 第20節vs京都戦
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 第21節vs讃岐戦
アグレッシブ それが福岡モデル
一方、福岡はアグレッシブに仕掛けることをチームモデルとして、ここまで戦ってきた。全ての始まりは高い位置からのプレッシングで始まる守備。それは同時に攻撃のスタートでもある。まるで狩りをしているかのようにボールホルダーに襲い掛かり、奪ったボールを素早く前へ運んでシンプルにゴールを目指す。不用意なロングボールは使わず、テンポ良くグラウンダーのパスを回してサイドへ展開。ニアサイドに送る速くて低いクロスボールに前線の選手が飛び込んでいく。

シーズン序盤戦は攻守のバランスが取れずに勝てない時期も過ごしたが、転機になったのは第12節の岡山戦。今シーズン初めて3バックで戦った福岡は攻守のバランスが安定。高い位置からのプレスと、奪ってからの素早い攻撃という目指す形からチャンスを作った。結果はドローに終わったが、自分たちが目指すモデルに手応えを感じることができた試合でもあった。その後、第17節の千葉戦から4連勝。前へ出ることで相手の攻撃を防ぎ、それが自分たちの攻撃に直結する戦い方は福岡の代名詞になっている。

そんな両チームの対戦は、粘り強く守る岡山と、アグレッシブに仕掛け続ける福岡という構図になることは間違いない。ただし、互いの順位を考えれば、アウェイでの引き分けは岡山にとっては悪くない結果。しかし、福岡が6位以内を確保するためには上位陣に勝って差を詰める必要があり、福岡にとっては勝点3が必要な試合。自分たちのリズムで試合を進めるためには、早い時間帯での先制点が欲しいところ。豊富な攻撃陣の駒を、どのように使うのか。マリヤン・プシュニク監督のチョイスに注目したい。

注目選手は中原秀人
さて、岡山戦で注目したいのは、いまや中盤の要として欠かせない存在となった中原秀人。本人は、岡山戦を迎えるにあたって次のように話している。
「もっと、自分が攻撃に参加する回数を増やして、相手の脅威となる存在になりたい」
今シーズンを迎えるにあたって、中原が目指したものは昨シーズンの積み重ねの上に、本来、自身が持っている攻撃的な特長を活かすということ。その意識は試合を重ねるごとに高まっている。

福岡の攻撃陣はJ2でもトップクラスの質と量を誇るが、それでも堅守を誇る岡山は一筋縄ではいかない。ゴールを奪うためにはペナルティエリア付近でのアイデアや工夫が求められており、併せて、分厚い攻撃を仕掛けることが必要で、そのためには、中原が高い位置へ出ていけるかどうかは重要な要素。中盤の守備、ゲームの組み立てという点で重要な役割を担うのはもちろんだが、これまで積み重ねてきたものを、どこまで発揮できるのか。それが勝負の分かれ目になりそうだ。
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