Jリーグ・アビスパ福岡の情報をデイリーでお届けします

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【無料記事】【川森敬史社長コメント J2第41節 愛媛-福岡】大きな喜びを得られた分、大きくそれを返していかなければいけない



◎アビスパ福岡代表取締役社長 川森敬史;
「コロナ禍で大変厳しいシーズンでしたけれども、選手、家督が頑張ってくれて、J1に昇格することができました。残り1試合、徳島戦を残しておりますので、しっかりホームで勝って今シーズンを終えたいと思っておりますが、まずは、今年、J1に昇格できましたことを報告させていただきますとともに、みなさまからご質問があればと思いましてお時間をいただきました。よろしくお願いします」

Q:今季から指揮を執った長谷部監督が見事に結果を残しました。結果残したことによる監督の評価をお願いします。
「1年目で選手もかなり入れ替えが多かったんですけれども、新体制発表記者会見後、福岡での練習からのキャンプ、キャンプでは非常にいい仕上がりを持ってシーズンに臨め、アウェイの開幕戦の勝利からのスタートでしたけれども、まずは入りも含めて、本当にチームを早く、良く作ってくれたなと思いました。その後、新型コロナウィルス感染症の影響で中断期間に入るわけですけれども、その中でも選手のモチベーションをしっかりと維持し、再開後、いろいろなトラブルがあって思うような成績が出ない中でも、チームをまとめてくれました。今年は1節目からずっと試合後のロッカールームで一緒に過ごしているんですけれども、選手への語り掛け、いいことも悪いこともともに選手と向き合ってチームを作ってきた長谷部監督の手腕というのは、一言では言えない素晴らしいものがあるなと思っています。シゲさんと呼ばれているくらい選手との距離感も近いですし、フロントとも非常にコミュニケーションを取ってくれる監督の1人ですので、素晴らしく、そして頼もしく、チームを1年でJ1に挙げてくれて素晴らしい力を発揮してくれたと思っています」

Q:これだけの成績を残してくれた監督ですから、こちらとしてはJ1でも指揮を執っていただきたいと思いますが、そちらについてはいかがでしょうか?
「一部報道では『基本合意というのがクラブの関係者から』ということでございましたが、監督にはJ1でもしっかりと指揮取ってもらいたいと思っておりますが、正式には改めてクラブからリリースをさせていただきたいと思っています」

Q:これで4度目の昇格になりましたが、過去の昇格とは違っていて、クラブ全体でプログラムを組み、それぞれが役割を分担して責任を果たし、クラブ全体でたどり着いたJ1昇格だったと思います。そういう意味で、この昇格を社長はどのように捉えていらっしゃいますか?
「昨シーズンは、私が関わってきたシーズンの中で一番低い順位でシーズンを終え、最終戦でのファン、サポーターのみなさんへのご挨拶で、クラブを含めて大改革をするというふうに宣言をさせていただき、フロントも含め、チームも、いろんな大改革をさせていただきました。その中で、監督、強化部長も一新し、先ほどもお話しさせていただいた通り、1年目でこのようにチームを作ってくれたことには大変感謝をしております。また、フロント内でも経営顧問に立石顧問を迎えて、ビジネス面とサッカー面の両面で幅広い知見を持った中で一つひとつのジャッジをしていくという意味では、心強い仲間を得て、今年1年を戦えたのではないかと思っています。また、これは各クラブどこも一緒だと思うんですけれども、コロナ禍で大変苦しい収益状況の中、フロントの仕事としては1月末の決算をしっかりと終えることがシーズン終了ということですので、このように素晴らしい結果を残してくれたチームに対し、フロントとしても1月末の決算を迎えて、J1でアビスパ福岡というものを見ていただけるようにしたいなと、まだ非常に気が引き締まった想いでおります」

Q:上島選手や遠野選手のように、中心選手に期限付き移籍の選手が多い中で、J1を戦ううえで、彼らをどれだけ引き留められるかというのも大事なところだと思います。いま準備を進めていらっしゃると思いますが、お話しできることがあれば教えてください。
「それは双方の想いが合致したときにリリースという形で出ますので、一方の想いだけを伝えても、関係者も多いことですから控えせていただきたいと思います。ただ、長谷部監督は今シーズンは勝ちにこだわる戦術を取り、クラブとしても、監督としても、まだやりたいことはいっぱいあるんですけれども、結果を優先して戦ってまいりましたが、その中で、怪我もいろいろありましたけれども、レンタル選手も含めてしっかりとコンディションを整えて、この終盤に全員が戦えているということで、うちに在籍している選手、レンタルの選手、ともにクラブとして良い評価をしております。ここからのことは、それぞれが目指すもの、クラブが目指すものがあり、また、様々な関係者がおりますので、しっかりと決まった時に、みなさまにご報告をしたいと思います。高評価していますけれども、そこまでしかみなさまにはお伝え出来ないということで、ご理解ください」

Q:今季はコロナもあって大変厳しいシーズンだというお話がありました。想像するに、1月末決算は黒字ではないと思いますが、どのくらいの赤字なのか、債務超過なのか、その程度はどのくらいなのか、現段階でお話しいただける範囲で財務状況を教えてください。
「いま現在も黒字決算を目指せる位置におります。これにはチームの頑張りも影響しています。チームが頑張り勝利を積み重ね、勝利をしたときにタイムリーに商品をファン、サポーターのみなさまに提供してきた裏方の運営スタッフの頑張りもあり、非常にグッズ販売も伸びており、そういうところで、手の届かない赤字、および債務超過という状況ではございません。ですから、ここでまたチームの昇格を財政的にクラブの力に変えるのも私共フロントの仕事でございますので、しっかり1月末まで黒字決算を目指して、債務超過というような暗いニュースをみなさまにお伝えしないような形で、いま進んでいるということをご報告させていただきたいと思います」

Q:質問内容が被ると思いますが、長谷部監督は来期も続投という考えでよろしいのでしょうか?
「はい。基本的にそのように考えております」

Q:レンタル選手の主力の引き留めも前向きにということでしょうか?
「引き留める、引き留めないは編成にかかわるところなので、私の役割としてお答えするものではありません。そこは強化部長、監督と協議をして、最終的にやりたいと思いますし、決まればきちんとリリースしたいと思います」

Q:アビスパは5年に一度昇格をしてきましたけれども、これだけ続くとクラブとしても、福岡の街としても、何かあるのではないかと思いますが、なぜ、この5年に1度というサイクルが起こるとお考えでしょうか?
「不思議ですよね。ただ、2回の昇格を経験した社長は私意外にいないと思いますが、過去5年に1回昇格したときの状況と、2015年に昇格して、翌年落ちて、今回上がった中身はまったく違うと思っています。継続していることによって、いろんな積み上げが、見えるところ、見えなてところでいろいろとできていると思いますので、来年のJ1での戦い方というのは、今までの5年周期の戦い方とはまったく違うものをみなさまにお見せできると思っていますし、それも見えるところと、見えないところ、厚みをどんどん増していっていると思っております」

Q:4年前の降格で得た教訓というものも確実に摘みあがっているということでしょうか?
「はい、そうです。外国人の監督を呼んできた経験も積み上がっております」

Q:まだ決算が終わっていない段階ですけれども、来シーズンの成績のボリュームというのは、どのように想定されているのかというところを教えてください。
「スポーツ産業自体が、このコロナ禍におきましても伸びている産業だと思っていますし、日本全体が基幹産業にしていこうとしている中で、人、モノ、金が、この業界に流れてきているということはすごく実感しております。その中で、それをどう上手くクラブとしてキャッチして、それを強化費やクラブ職員の待遇改善、環境整備に結び付けていくかというのは経営の手腕だと思っています。ビジネス面では、そういった資本を厚くしていく、売り上げを伸ばしていくという方法は多岐にわたっており、単純に、チケット収入をJ1になったから前年対比で何%にするとか、広告費を何%にするとかだけではない、もう少し幅広い中で手厚い強化費、売り上げを伸ばしていけるような手法を、いろいろとみなさまのお力やお知恵をいただきながら、進めてまいりたいと思っています。幸い、アビスパ グローバル アソシエイツという経営者、法人の代表のみなさまが手弁当で私共を支えてくださっている任意団体があります。現在も、ものすごいアドバイスをいただき、日々の業務の中でも私たちが気付かないこと、自分たちだけではできない経営手法に関しましても、具体的にアドバイスをいただきながらここまで来ておりますので、来年に関しましても、クラブだけとか、代表である私の力量以外の大きなものを、組織としてアビスパ福岡がみなさまにお示ししていけるのではないかなと感じております」

広報:他に質問がなければ、これで終了させいただきます。
「それでは最後に私の方からお話させていただきます。お寒い中、本当にありがとうございます。さっきロッカールームで選手にも話したんですけれども、このようにリーグ戦の終盤までJリーグが開催できたこと、その中で私たちがJ1に昇格できたという最高のシーズンを今迎えられていることというのは、医療従事者と、そのご家族のみなさまの努力、エッセンシャルワーカーのみなさまの努力、これがあってのことです。その結果、リーグが成立し、私たちは最高の喜びをファン、サポーターのみなさまにお届けできたので、他のチームよりも大きな喜びを得られた分、大きくそれを返していかなければいけないということを選手に伝えております。その想いを持って、ホーム最終戦を、今私たちの上にいる徳島さんと最高の試合を戦って、最後、この1年を締めくくって、今コロナ禍で大変厳しい状況に置かれている医療従事者のみなさま、エッセンシャルワーカーのみなさま、そのご家族のみなさまに、感謝を示せるようなクラブでありたいと思っていますし、その気持ちを持ってシーズンオフを過ごしていきたいなと思っております。そんな想いであと1試合戦ってまいりますので、メディアのみなさまも、あと1試合、しっかり 取材をしていただいて、それを一般のみなさまにお伝えいただけると、大変ありがたいと思っております。引き続き、よろしくお願いいたします。ありがとうございます」
[中倉一志=取材・構成・写真]


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