
[中倉一志=取材・構成・写真]
2019明治安田生命J2リーグ 第2節日時:2019年3月2日(土)15:12キックオフ
会場::博多の森陸上競技場/12,028人
結果:アビスパ福岡 0-0 V.ファーレン長崎
◎手倉森誠監督;
Q:試合を振り返って
「アウェイで勝ち点1、0-0、今日のゲーム内容なら謙虚に満足しなければいけないなと思います。前半はアビスパの勢いと攻勢に守勢に回されて、後半は少し一進一退の状況に持ち込めたかなと。後半だけを考えれば、どちらにも勝点3が転がり込んでもおかしくない展開になって、けれどもお互いに取れず、0-0という結果でした。それは九州ダービー、アビスパの開幕ホームゲームだったということだと思います。無敗と無失点は続いているので、このまましぶとくやっていくだけだという話は、いま選手たちにしてきました。ルヴァンカップとの併用になりますけれども、連戦が続くのは、疲れるんじゃなくて逞しくなれるチャンスだという話をしています。今日、ホームの福岡にこれだけ攻め立てられても凌げたとというタフさを自信にして進んでいければなと思います」
Q:選手たちに試合前、そしてハーフタイムには、どのような話をされたのでしょうか?
「まず激闘だなという話をしました。それを覚悟しようと。今節に至るまでアビスパが開幕ゲームを落としているということと、福岡サポーターの煽りから選手たちはアグレッシブに来るということ。受けて立つわけではないけれども、そういうことを想定して戦おうという話をしました。ハーフタイムには、相手のことを利用するサッカーになるけれども、カウンターを何回か仕掛けた時に、あそこで仕留められればしたたかなチームになれるよと話をして、後半はそういう展開にしようと話して送り出しました。前半は福岡が勢いを持って戦った分、後半は少しペースダウンしたんだろうと思いますが、そこに対して自分たちが互角になるという話をハーフタイムにはしました」
Q:大竹選手を投入した際に、イ ジョンホ選手が右に回って、攻撃の時に4-2-3-1のような形になっていたと思いますが、その意図を教えてください。
「普通にやってたら点が入らないだろうなと。あとはジョンホのその場所でのプレーを見たかったし、玉田が退く前に足下にボールが入った時にターンでき始めたので、それであれば(大竹)洋平が真中にいた方が相手が嫌がるだろうなと。そこから外から飛び出してくるジョンホの形を当ててみたかったというのもありますね。上手くいかなかったですけれども、少しはその形は見られたのかなと思います。また、いろんな手を出しておくと、次の対戦チームがいろいろと考えてくれるだろうなと(笑)、それも考えてやりました」
Q:最後に畑を入れましたけれども、前節では長谷川と大竹を入れて、新里を入れて刺激を与えたと仰っていましたが、今日の畑の投入は刺激を与えるためなのか、それとも次を見据えての起用だったのか、どちらでしょうか?
「畑なら何かしでかすかなと。今週の練習もよかったし、ゴールへ向かう姿勢というところで高まりを持っていて、前節に使わなかった分、福岡の畑に対する予測というものが少しズレるのではないかと、そこに期待して(畑)潤基を使いました。でも、何回かアグレッシブにゴールに向かっていったし、シュートも2本打っているので、彼は彼なりにいい入り方をしてくれたかなと思います」
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