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【無料記事】【高円宮杯U-18プレミアリーグ参入戦・決勝戦 アビスパ福岡U-18vs広島皆実高校 試合レポート】


【中倉一志=取材・文・写真】
高円宮杯U18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ参入戦 決勝戦
日時:2016年12月18日(金)13:30
会場:広島広域公園第一球技場/680人
結果:アビスパ福岡U-18 3-0 広島皆実高校
得点:[福岡]稗田(8分)、北島(58分)、崎村(84分)

アディショナルタイムを迎えて、スコアは3-0でアビスパ福岡U-18(以下、アビスパ)のリード。広島皆実は最後の意地を見せようとアビスパゴールに迫る。しかし、アビスパの堅守は揺るがない。ボールホルダーに強く寄せて自由にさせず、あるいはゴール前に壁を作ってシュートを弾き返す。2試合で6得点と攻撃力を爆発させた形になったが、それを支えていたのは、「攻」から「守」への切り替えの速さと、ボールホルダーに対する強い当たりで相手の自由を奪う守備。それは最後の瞬間まで緩むことはなかった。そして試合終了のホイッスルが鳴る。

「新チームがスタートしてから、ずっと、この試合のために懸けて来たという気持ちがすごく強かった。毎日の練習もこの試合だけを意識してやってきた。こういう結果が得られたというのは、報われたという感じがあって、すごく嬉しい」。攻守の要として中盤を支えた河北翔太朗選手は、笑顔で試合を振り返った。3年間の集大成として、チーム一丸となって目指したプレミアリーグ復帰。その想いを力に変えて戦ったアビスパは、堂々と、そしてさわやかにプレミアリーグ復帰を果たした。

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立ち上がりは、やや硬さが見られるスタート。簡単なミスも目立ち、ボールが落ち着かない時間が続く。しかし8分、アビスパはワンチャンスをモノにする。中盤の高い位置で末松拓馬選手がボールを奪取した瞬間に、桑原海人選手が猛然と左サイドを駆け上がってペナルティエリアへ。そこへ、崎村祐丞選手、河北祥太朗選手、そして稗田圭吾選手を経由したボールが絶妙のタイミングで届く。そして相手GKと交錯。PKの判定が下る。これを稗田選手が冷静にゲット。1回戦同様、アビスパは速い時間帯に先制点を上げて優位に立つ。

そして、いつものように堅固な守備ブロックを形成して、奪ってからの速い攻撃で2点目を目指す。しかし、広島皆実も慌てない。不用意に攻めることはせず、ボールを回しながらアビスパの隙を窺う。互いに我慢比べのようなジリジリした展開が続く。そんな展開の中、再三の好セーブでゴールを守った佐藤幹太選手は、次のように振り返る。
「1試合目は前半終了間際に1-1にされてしまったので、終了間際に1点取られないことだけに集中していた。後半になれば、多分、走り勝てると思っていた」
そして、その思い通りに、後半、アビスパの攻撃が活性化する。

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勝利を大きく引き寄せる2点目が生まれたのは58分。GK佐藤選手のゴールキックを崎村選手がヘディングで落とすと、そのスペースに走り込んだ北島祐二選手がトップスピードに乗ったまま右足を一閃。ゴールネットを大きく揺らした。北島選手は、27分に負傷した宮内真輝選手に代わってピッチに登場した選手。大事な試合でエースの代役を見事にこなした。北島選手に限らず、交代で登場する選手たちが余すことなく力を発揮し、チーム力を落とさないばかりか、むしろチームを活性化させていたことが強く印象に残るが、それも、チーム一丸となって最後の大会に臨んでいたからこそだろう。

ここからは完全にアビスパがゲームをコントロール。広島皆実はボールを持つ時間ではアビスパを上回るものの、攻め手を欠き、整備された守備からの速い攻撃を仕掛けるアビスパの思惑通りに試合が進んで行く。そして、今大会を締めくくるゴールが生まれたのは84分。崎村が自らが得たPKを落ち着いて決めた。その後も、自分たちのリズムで試合を進めるアビスパは、最後まで集中力を切らさずに、今シーズン最後の試合を締めくくった。

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改めて参入決定戦の2試合を振り返れば、アビスパの強さが光った2試合だった。Jリーグユース選手権でクラブベスト8に進出して以降、やや調子を落とし、今大会前の練習試合でも敗れるなど、不安要素がなかったわけではなかったが、小倉裕介監督は「絶対にやってくれると思っていた」と話す。何か特別なことをしたわけではない。誰かが飛びぬけて活躍したというのでもない。今大会の勝利は、仲間を信じ、仲間のために、全員がひとつになってボールを追った結果。ここまで積み重ねてきたものを余すことなく発揮して得た勝利だった。その戦いぶりは、清々しかった。

そしてアビスパは、来シーズン、4年振りのプレミアリーグを戦う。3年生たちが後輩のために残した最高の舞台。その舞台でのアビスパのさらなる飛躍を期待したい。

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