Jリーグ・アビスパ福岡の情報をデイリーでお届けします

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鹿島戦に見る福岡の収穫と課題


【中倉一志=取材・文・写真】
アビスパ福岡は1月31日、KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場で2016Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップで鹿島アントラーズと対戦。強豪鹿島とはいえ、今シーズンから同じ舞台で戦う相手に対して、どのような戦いをするのかが注目されたが、開始直後の4分にミスから失点。その後は粘り強く戦っていたが、68分に再びミスから失点。0-2で敗れた。福岡は2日、同会場にてニューイヤーカップ第2戦を、ジェフユナイテッド千葉との間で戦う。

収穫と課題。その両方が感じられた試合だった。収穫は守備面。始動してから2週間しか経っていないこともあって、試合勘という点で物足りなさが残る中、相手ボールに対して素早く守備ブロックをセット。全体のバランスをとって相手の縦への侵入を防いだ。「組織的な守備というのは、ある程度、選手たちの頭、体が自然に理解しているところがあり、さらに去年以上のものをキャンプで作り上げていけるなという手応えは感じている」と井原正巳監督が話すように、昨年、培ってきた守備スタイルがチームに浸透していることが窺えた。2失点を喫したものの、90分間で許したシュートは11本。流れの中から守備網を崩されることはなかった。

その一方で、攻撃には課題が残った。鹿島の素早いプレスの前にボールを前へ運べず。サポートの距離が遠いためにウェリントンは孤立気味で、奪ったボールを簡単に相手に渡してしまうことも多かった。攻撃のスイッチを入れることが出来ず、チームとして、どのように攻めるのかという形は見えないままだった。井原監督も「今日の試合を見る限りでは、もっとレベルアップを図らなければ、レベルの高いDF陣がいるJ1では、ゴールをこじ開けていくのは難しい」と振り返る。

今シーズンの福岡が目指すのは、昨シーズン同様に「堅守速攻」。リーグのレベルが上がり、対戦相手にボールを握られる時間が長くなることが予想される中で同じ戦いを展開するためには、個の能力を上げることに加え、チームとしての組織力をアップし、その質を高めることが必要とされている。井原監督がチームに求めるのは、高い位置でボールを奪う回数を増やすことと、縦パスの精度を上げること。その上で、少なくなるであろうチャンスを確実に決めきる力をつけることが求められている。

現時点での力関係でいえば、この日の鹿島戦のように、我慢する時間帯が続く試合は増える。その中で、目標である勝点46を獲得するためには、ただ粘り強く守るだけではなく、いつ、どこで高い位置からボールを奪いに行くのか、いつ、どのような形でリスクを負って前へ出て行くのか、という2点について、チームとしての形を作ることが至上命題になる。攻撃を仕掛けるために、どのように守るのか。それが宮崎キャンプでの最大のテーマだ。

チームが始動してから2週間あまり。この時期に出来ないことが多いことをネガティブに捉える必要はない。開幕までは4週間を切っており、多くの時間が残されているわけではないが、それでも、サッカーにマジックがあるわけではなく、結局は、自分たちの力を客観的に把握し、その中で課題を見つけ出し、そのひとつ、ひとつと向き合っていくしか解決の道はない。そして、それが福岡のやり方でもある。さて、福岡は宮崎キャンプで、どのように変わっていくのか。井原監督のチーム作りに注目したい。

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