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J2第2節 福岡vs.京都プレビュー


【中倉一志=取材・文・写真】
2014Jリーグ ディビジョン2 第2節 アビスパ福岡vs京都サンガ
3月9日(日)16:00キックオフ(レベルファイブスタジアム)

"優勝候補"の名にふさわしい京都の布陣
過去2年連続で3位になりながら、いずれもJ1昇格プレーオフ決勝で敗れてJ1昇格を逃した京都は、大木武前監督に代えてバドゥ監督を招聘。新たな体制でJ1昇格を目指す。そのバドゥ監督が志向するのは攻撃的なサッカー。数値目標に、100ゴール、勝点100を挙げる。なるほど、石櫃洋祐、比嘉祐介、ジャイロ、アレッサンドロ、大黒将志の5人の新加入選手が名前を連ねる先発メンバー(vs北九州戦)は豪華そのもの。"優勝候補"と呼ばれるにふさわしいチーム編成になっている。

当然のように、昨シーズンまでの、ショートパスをつないで狭いスペースをこじ開けるスタイルとは大きく変わっている。攻撃の中心は右サイドからのサイドアタック。ゆったりしたリズムでボールをつないでから右へ展開。石櫃の正確なクロスからゴールを目指す。また、大木前監督時代にはほとんど見られなかったロングボールも効果的に使用。最終ラインのバヤリッツァからアレッサンドロに入るボールは、チームの攻撃の形のひとつになっている。

守備面に目を移せば、開幕の北九州戦では特長的な部分は見えなかったが、的確なポジショニングでスペースを消すジャイロと、最終ラインに構えるバヤリッツァが守備における要。チームの成熟度か上がっていくのに伴い、ジャイロが中盤のリーダー的な役割を果たし始めると厄介なチームになりそうだ。
ただし、まだチームとしての完成度は低く、本来持っているポテンシャルを発揮しているとは言い難い状態にある。当面は、組織と言うよりも、個の能力の高さで試合を進めることになりそうだ。
なお、福岡、京都両チームの開幕戦の布陣は以下の通り。

0302_fukuoka.png
 福岡4-1-2-3(第1節vs熊本)
0302_kyoto.png
 京都4-4-2(第1節vs北九州)
福岡の迷いは立ちきれたか?
さて、開幕戦で自分たちの良さを出せなかった福岡だが、それもリーグ戦の中ではあり得ること。もちろん、敗戦と正面から向き合うことは必要だが、熊本が特別な戦術を徹底してきたことを考えれば、必要以上にネガティブになる必要はない。ただし、気になるのはチームに迷いが感じられることだ。

勝負事は常にリターンとリスクが隣り合わせ。ノーリスクでリターンを得ることはできず、両者と上手く付き合いながら、いかにリターンを手にするかが試合での駆け引きと言える。福岡は非常に戦い方がハッキリしているチームであるが故に、リターンとリスクも非常に明確であり、敗戦の場合はリスクの部分が非常に大きく浮き彫りにされる。だが、それに気を取られすぎてリスク回避の方向へバランスが傾けば、リターンを得ることができなくなり、そればかりか、攻守に渡って前から仕掛けることが原則の福岡にとって、前から仕掛けないことはチームの根幹を失うことを意味し、新たなリスクを抱えることになる。

開幕前のトレーニングを見る限り、福岡の攻撃は非常にダイナミックなものになっている。しかしながら、トレーニングマッチで思うような結果を得られなかったことで、前からのプレッシングや1対1の局面、そして走り抜くという部分に僅かな躊躇が感じられ、それが攻撃面でのダイナミックさを消し、さらにはチーム全体のバランスを崩すことにつながっているように見える。京都戦に向けてのトレーニングは、直面している問題に対して、監督、スタッフ、選手ともども試行錯誤の1週間だったが、どこまで整理できたのかが鍵を握ることになりそうだ。

勝負を分ける左サイドの攻防
注目は中原と石津

さて、勝負を分ける最大のポイントは福岡の左サイドでの攻防だろう。開幕戦を見る限り、京都の攻撃の生命線は、石櫃がどれだけ機能するかにある。そしてまた、ボールを握った時には両SBを非常に高い位置に上げる傾向にあり、京都の強みと弱みが同居する場所が福岡側から見た左サイドだ。勝利を得るためには、ここでの攻防を制することが不可欠だ。

そして、注目したいのは中原と石津の2人。いまや福岡の中盤に欠かせない選手となった中原は攻守に渡るキーマン。守備面はもちろん、攻撃面でどれだけ効果的にボールを出せるのかを見てみたい。そして、いまチームの中で最も危険な香りを漂わせるのが石津。熊本戦では後半の切り札として起用されたためベンチスタートだったが、昨シーズンオフに取り組んだトレーニングでコンディションは非常によく、90分間を高い質を保ってプレーできる準備はできている。石津というカードを頭から切るのか、それとも勝負所で使うのか。プシュニク監督の采配ともども注目だ。

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 覚醒の予感を漂わせる中原
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 石津は、いま最も危険な男だ
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