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勝利するために 強くあるために

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【中倉一志=取材・文・写真】
いつもなら30分程度で終わる練習前のミーティングだが、この日は10:00を過ぎても選手たちがピッチに現れない。結局ミーティングが終了したのは10:50。選手たちが姿を現したのは11:00のことだった。私の記憶では、マリヤン・プシュニク監督就任以来、最も長いミーティング。試合が上手くいかなかった時は長目のミーティングになるのは、いつものことだが、これほど長かったのは初めてのことだ。

いつもと違っていたのは、それだけではない。紅白戦が始まると、まずはピッチの外でプシュニク監督と城後寿が個別ミーティング。その後、プシュニク監督がコーチ陣と話しこむ。さらに、午前中の練習終了後には、守備陣が堤俊輔を中心に集まると、池田太ヘッドコーチを交えてピッチの上で話し合いを始めた。それだけでは終わらない。話し合いを終えてピッチを出ようとするコーチと選手たちの下へプシュニク監督が歩み寄り、再び、戦術について話し合いが始まる。そして、プシュニク監督が去った後も、作戦ボードを前にコーチ陣と選手たちの話し合いが続いた。

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 トレーニング中に指示を出すプシュニク監督
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 コーチ陣との話し合いも長く続いた
熊本戦の敗戦は単なる1敗ではない。選手たちの表情からは、そんな危機感が見える。熊本戦終了後のミックスゾーンで、選手たちが口にしたのは、局面でアグレッシブに戦えなかったことと、攻撃陣と守備陣とのバランスの悪さ。前の5人が前へ、前へと出ていくため、アンカーと最終ラインの負担が大きくなっていることだった。
アグレッシブに前から仕掛けるのが自分たちのスタイルであることは誰もが理解している。しかし、なりふり構わずラインの裏へ徹底してボールを蹴ってくる熊本の前に、やみくもに前へ出てバランスを崩した。そして、この日の紅白戦でも、レギュラー組はバランスを取り戻せずに、中原秀人が孤立するシーンが目立ち、大きく空いた両サイドの裏を突かれてカウンターを喰らった。

問題点は分かっている。試合の流れによって臨機応変に対応する必要があることも分かっている。では具体的にどうするのか。うやむやなままでは次の試合に臨まない。そんな態度が選手たちから伝わってくる。これほどまでに選手たちが自主的に問題を解決しようとする姿は、プシュニク監督が就任してから初めてのことだ。就任以来、事あるごとに選手たちのメンタル面での問題を口にして来たプシュニク監督だが、この日の選手たちの態度は、それらを打ち消すものだ。

分からないことは口に出す。疑問点があればぶつける。そして自分の意思を伝える。そうすることで問題点が整理され、チームが進むべき方向性が明確になっていく。それは、自分たちが、より強くなるために、より成長していくために、欠かせない動作だ。気持ちを切り替えるだけでは問題は解決しない。ただ言われた通りにプレーしているだけでは何も解決しない。この日の選手たちの姿勢は、チームに次の変化をもたらすはずだ。

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 守備陣を集めて戦術を確認する堤俊輔
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 練習中に自主的に話す姿が増えてきた

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