search result: 中倉's Voice
- 2023/08/30
【無料記事】悪い流れを断ち切って臨む天皇杯準々決勝。新たな歴史を刻むべく"らしい戦い"で湘南に挑め!:【中倉’s Voice】4連敗のあとの公式戦7連勝、そして2連敗。当たり前の話だが、改めてサッカーというスポーツの難しさを感じさせられている。直近の公式戦9試合は、どこかで何かが違っていれば、いずれの試合も違った結果になった可能性もあるギリギリの戦いであったが、ポイントを押さえて7連勝したのがアビスパの実力なら、そこを押さえきれずに連敗したのもアビスパの力。ほんの少しのことで結果が大きく変わる難しさ。けれど、そのポイント...
- 2023/06/03
注目される井手口陽介の動向。「本当にここから」と口にするもコンデイションは上々。古巣相手に復活なるか:【中倉’s Voice】5月31日、雨にも拘わらず雁の巣レクレーションセンター内にある雁の巣球技場には大勢のアビスパサポーターが駆け付けた。この日はほぼ週1回のペースで行われているアビスパ福岡の公開トレーニング日。次の試合に向けて準備を整える選手たちの姿を大勢の視線が追う。かつては日常だった光景が戻ってきたことに長谷部茂利監督は笑顔を見せ、選手たちも、いつも以上のはつらつとした姿を見せる。大勢の視線を浴びてプレーできること...
- 2023/04/29
博多の森に迎える川崎に対して何を表現して勝点を手に入れるか。アビスパの真価が問われる戦いが始まる。:【中倉’s Voice】リーグ戦は第9節を終えて4勝3分2敗の6位。YBCルヴァンカップグループステージでは4節を終えて2勝1分1敗でグループ首位。ホームゲームではリーグ戦、ルヴァンカップを合わせて6勝1分けと負けがない。特筆すべきは7戦中6試合で終了間際のゴールで勝点を手にするという勝負強さ。「最後まであきらめずに戦えば何かが起こせる」と選手たちは異口同音に口にする。......
- 2023/03/26
どんな相手にも、どんな状況でも、驕ることなく最大出力で挑むのがアビスパ。変わらぬ姿勢で柏を迎え撃つ:【中倉’s Voice】雁の巣球技場に緊張感と程よくリラックスした雰囲気が流れる。フィジカル系のトレーニングでは互いに声を掛け合いながら汗を流し、ボールを使ったメニューでは本番さながらにぶつかり合う。そんな選手たちの姿に、見学に訪れたファン、サポーターが熱い視線を送り、公式戦や練習試合に出場した選手たちが、全体練習を離れてジョギングでファン、サポーターの前を通ると、誰からともなく拍手が起こり、それに選手たちが笑顔で応える...
- 2023/03/24
アディショナルタイムのゴールは必然。ポジティブ思考と観察力と分析力。エースを支える3つのファクター:【中倉’s Voice】「自分以外の何かのせいにします」 私の考えの上を行く返答だった。そして「なるほど」とうなずく自分もいた。 2023Jリーグディビジョン1第5節、アビスパ福岡vs湘南ベルマーレ戦の試合後のミックスゾーンでの出来事。この日、山岸祐也がアディショナルタイムに挙げた2得点でアビスパは湘南に劇的な逆転勝利を収めた。しかし、この日の山岸はいつもの山岸ではなかった。前半に3つの決定機を外し、試合中は足にボールが付かな...
- 2023/03/18
志向するサッカーが似た者同士の対戦。相手の背後を効果的に陥れることでアビスパの勝利が見えてて来る:【中倉’s Voice】ここまで4試合を消化して2勝1分1敗の勝点7。勝たなければいけなかった鹿島戦で引き分けて勝点2を落としたが、トータルで見ればまずまずのスタート。長谷部茂利監督も「いいスタートは切れている」と話す。シュートの本数、質、チャンスの数などには目に見えた大きな変化はないが、シーズン前に長谷部監督が語っていた「アタッキングサードに入ってからのシュートの本数などに直結するようなところの数値を少し上げていきたい...
- 2023/03/10
鶴野怜樹鮮烈デビュー!困難を乗り越えてたどり着いたスタートライン。そのスピードで未来を切り開け:【中倉’s Voice】「試合が終わった後に携帯を見たら、誕生日かというくらいの多くのメッセージが届いていました」(鶴野怜樹) 大学2年生の時に怪我をしてからここまで、度重なる怪我のためにほとんどの時間をリハビリに費やしてきた鶴野。ボールを蹴れない辛さに耐え、自身の復活のために、目標にしていたプロの世界に進むために、日々自らと向き合ってきた。メッセージの数は彼を見守ってきた人たちの数。それは彼の積み重ねてきた努力の証でも...
- 2023/03/08
YBCルヴァンカップ開幕!掲げる目標はベスト4以上。たどり着けなかった場所に向かってチャレンジが始まる:【中倉’s Voice】3月8日、Jリーグのもう一つの公式戦YBCルヴァンカップが幕を開ける。2回戦総当たりのグループステージを経て、トーナメント形式でチャンピオンを決定する大会は、リーグ戦とは違った難しさがあり、そしてドラマがある(大会レギュレーションは公式サイトを参照https://www.jleague.jp/leaguecup/)。昨シーズン、新型コロナの影響を受ける中、チームの代名詞ともなった一体感でクラブ史上初のベスト4に進出したのは記憶に新し...
- 2023/03/04
ポイントは球際の争い。前節の収穫と課題と向き合ってもう一歩先のアビスパを手に入れるべくピッチに立つ:【中倉’s Voice】堅守と高い位置からのプレスで始まる攻撃はそのままに、アバウトなロングボールに逃げずに、パスを意図的につないでアタッキングサードに侵入し、奪われたボールは即時奪回を試みて分厚い攻撃を仕掛ける。アビスパはそんな新しい姿をホーム開幕戦で見せた。もちろん、すべてを表現できたわけではない。その成長過程にあるチームには、まだまだ積み重ねていかなければいけないものもある。しかし、確かな一歩を踏み出したチームを、...
- 2023/02/25
ホーム開幕戦!自分たちのやるべきことに向き合って変わった姿をピッチで表現すること。それが勝利に繋がる:【中倉’s Voice】「サッカー選手としては満員のスタジアムや、少しでも多くの人の前でプレーしたいというのがある。このシーズンを迎える前にそれを楽しみにしていた」(山岸祐也) スタジアムに響く手拍子。地の底から鳴り響くような勇ましいチャント。それらが共鳴してスタジアムを包み込む。その力を受けてゴールを守り、ゴールを目指す選手達。持てる力を最大限に発揮して相手に挑む。その姿がさらなる声を呼び、その声がさらに選手に力を与...
- 2023/02/17
いよいよ開幕。堅守を維持しつつ攻撃力を上げることで「リーグ戦8位以上、カップ戦ベスト4以上」を目指す:【中倉's Voive】いよいよアビスパの2023年シーズンが始まる。 ビッグネームと言われる選手はおらず、外国籍選手も2人しかいない。さらに言えばチームを離れた選手と新しく加入した選手の過去の実績だけを比較すれば、相も変わらず巷の順位予想が低いことは理解できなくもないが、アビスパが目指すところを考えれば、ピンポイントで理にかなったチーム編成になっている。もちろん個の強さはチームの成績に影響を与えるが、何よりも優先されるべき...
- 2023/01/16
2か月ぶりに帰って来た雁の巣の光景。戻りつつある日常を感じながら新しいシーズンへの期待が膨らむ:【中倉’s Voice】良いスタートが切れた。雁の巣球技場でのトレーニングを見ているとそんな想いが沸いてくる。柳田伸明強化部長が口にしたように今シーズンのチーム編成期まだ終わっていない。多くの人たちが心配しているように、現時点で左サイドの陣容が不足していることも否定できない。新しく加入するであろう選手は何時合流するのだろうかという想いもある。それでも、ファン、サポーターの視線を浴びながら、フィジカルトレーニングで身体を起...
- 2023/01/11
和やかな空間で感じたワクワク感と身が引き締まる想い。新しい挑戦を成し遂げてまだ見ぬ世界を見に行きたい:【中倉’s Voice】アビスパを取材するようになってから24回目の新体制発表記者会見。改めて過去を振り返れば、良いチームができそうだと感じたこともあれば、これで戦えるのだろうかと疑問に感じたこともあった。正直に言えば、何を目的としているのか不明確なこともあった。だが今年の新体制発表記者会見は、過去のいずれとも違う空機感に包まれていた。......
- 2022/12/31
連載11「まだ見ぬ未来へ」/すべては日々の積み重ね。自分たちを取り戻して2023シーズンにバトンをつなぐ:【中倉’s Voice】新型コロナに打ち勝って手にしたルヴァンカップのベスト4。だが、リーグ戦は大きな影響を受けた。第19節FC東京戦から第22節湘南戦まで2勝2分と着実に勝点を積んでいたアビスパだったが、新型コロナの陽性診断を受けてからはC大阪、鹿島アントラーズ、川崎フロンターレと3連敗。続くサガン鳥栖とは引き分けたものの、続くガンバ大阪戦から名古屋グランパス、横浜F・マリノスと再び3連敗。29節を終えて暫定ながら降格圏内の...
- 2022/12/31
連載10「まだ見ぬ未来へ」/光った一体感。新型コロナを乗り越えて手にしたルヴァンカップベスト4:【中倉’s Voice】5年周期に終止符を打ったアビスパ福岡の2022シーズンのミッションはJ1定着の基礎固め。長谷部茂利監督は「継続と改善」をテーマに掲げた。 「自分たちがやってきたことを継続し、さらに進化して良いものにして見せたい。攻撃の部分では、もう少し自分たちの形を作り得点を奪いたい」(長谷部茂利監督) ここまでの2年間で築いた堅守をそのままに、得点力をアップすることで「リーグ戦8位以上、カップ戦ベスト4以上」を目標...
- 2022/12/29
連載9「まだ見ぬ未来へ」/記憶と記録に残る戦いを演じて駆け抜けた2021シーズン。5年周期に終止符を打つ:【中倉’s Voice】記憶と記録に残る試合の始まりは第5節、ホームで迎えた鹿島アントラーズ戦だった。圧倒的に押し込まれる展開の中、局面での戦いで粘り強く凌ぎ、ゴール前で身体を張って得点を許さない。そんな選手たちの姿をスタジアムを包み込む手拍子が後押しする。そして85分、金森健志が左足を振り抜いて決勝ゴール。鹿島に対して15年ぶり2度目の勝利を挙げた。さらに第10節FC東京戦で6試合ぶりの勝利を挙げると、ここから6連勝を含む7戦...
- 2022/12/29
連載8「まだ見ぬ未来へ」/新たな挑戦。開幕戦に完敗も感じた質と強度の高さこそ自分たちが求めていたもの:【中倉’s Voice】5年ごとにJ1に昇格し1年でJ2に降格する、いわば5年周期を繰り返していたアビスパの2021シーズンのミッションは5年周期を終わらせること。結論から言えば、記憶と記録に残る試合を演じて8位でシーズンを終了。最初の降格となった2001年以来続いていた5年周期を終わらせると同時に、過去、最も輝いていた2000シーズンの記録を上回り、名実ともに新しい歴史に入ったことを示したシーズンになった。......
- 2022/12/26
連載7「まだ見ぬ未来へ」/変わらぬ姿勢を貫いて17位からの大逆転。一体感、犠牲心、献身性で掴んだJ1【中倉’s Voice】第16節を終えて(第9節は順延)勝点19の17位。自動昇格圏内となる2位との勝点差は16。数字の上では厳しい立場に立たされたように見えた。だが「チームとしてやることは細部までこだわって徹底していこう。個人のところ、攻撃のところでは思い切っていこう」と話す長谷部茂利監督は平常心を崩さなかった。そして、こういう状況の時に監督としてどのようにチームと向き合っていくのかというメディアの問いに次のように答えた。......
- 2022/12/24
連載6「まだ見ぬ未来へ」/これがアビスパスタイル。攻守にわたるアグレッシブなサッカーで再出発:【中倉’s Voice】「とにかくアグレッシブ、この言葉に尽きるチームを作りたい。攻撃だけではなく、守備も、あらゆる場面で選手にそれを要求したい。その姿を見て感動が心に宿ると思うし、それが勝ちにこだわること、勝利することに必ずつながると考えている。強化部長といろいろと相談をしながら、既存の選手とスタッフ、新加入の選手とスタッフ、そしていまここにいらっしゃるみなさま、この場所には入れなかったファン、サポーターのみなさま、市...
- 2022/12/21
連載「まだ見ぬ未来へ」/どん底からの巻き返し。抜本的見直しを図って新たな歴史に向けて歩き始める:【中倉’s Voice】アビスパスタイルの確立に向けて監督選びに着手したアビスパは複数人の候補者と交渉。最終的にファビオ ペッキアと契約する。欧州のサッカーシーンでの指導実績が認められた形だが、アビスパが提示するアビスパスタイルを実現するための方法論を具体的な形で示したことが決め手となった。しかし結果は惨敗。ファビオ監督はシーズン途中で家庭の事情により帰国。チームはJ2残留争いに巻き込まれて12勝8分22敗の16位でシーズンを....