search result: フットボールな日々
- 2022/05/13
【無料記事】私とJリーグとアビスパと/30回目の「Jリーグの日」を迎えるにあたって考えたこと:【フットボールな日々】今年も「Jリーグの日」がやってくる。6万人の観衆が集まった国立霞ヶ丘競技場。TVの実況の音声をかき消すチアホーンの音。マイヤー(東京ヴェルディ)の先制点。エバートン(横浜マリノス)の同点ゴール。そしてラモン ディアスの決勝ゴール。どれも昨日のことのように鮮やかによみがえる。1993年5月15日から30年。Jリーグが開幕に伴って掲げた「百年構想」の実現にはまだ遠いが、私たちの周りには確実にJリーグがある風景が広がっ...
- 2022/02/13
【無料記事】フリーランスライターのつぶやき。私が今シーズンも公式戦全試合取材を続ける理由:【フットボールな日々】Jリーグの日程とにらめっこしながら「乗換案内」でルートを探す。2004年にアビスパの公式戦全試合を取材することを思い立った時からのプレシーズンの恒例行事だ。取材費用のすべてを自前で賄わなければいけないフリーランスにとって、ルート決定の最優先事項は「安い」こと。各航空会社のサイトを見比べ、JRの割引切符を探し、様々な状況をシミュレーションしながらルートを決める。ホテルは支障がない限り同系列のホテルを選択...
- 2022/02/12
【無料記事】私とJリーグとアビスパと/30年目を迎えるJリーグの春。あの熱狂の日々が帰ってくる:【フットボールな日々】Jリーグの春を告げる「FUJIFILM SUPER CUP 2022」が12日、日産スタジアムで行われた。富士ゼロックスの社名変更に伴い(富士フイルムビジネスイノベーション)大会名が変更されたが、同一企業がスポンサードするスーパーカップとしては世界最多(29回)。Jリーグ覇者の川崎フロンターレと、天皇杯チャンピオンの浦和レッドダイヤモンズが、今シーズン最初のタイトルを懸けて相まみえた。18,558人のファン、サポーターが見守る中...
- 2022/01/27
【無料記事】私とJリーグとアビスパと/ハラハラドキドキしびれる戦い。これがW杯アジア最終予選:【フットボールな日々】W杯アジア最終予選第7節。中国に攻撃の形をほとんど作らせず、許したシュートは1本だけ。力の差を結果に表した2-0の勝利は問題のないものだったように思う。最終的にサウジアラビアとオーストラリアとの三つ巴の戦いになると予想されることを考えると、もっと得点が欲しかったという気もしないでもないが、W杯最終予選はまずは勝利することが最優先。まずは合格点。期待通りの結果だったと言えるだろう。その反面、不思議な...
- 2022/01/20
【無料記事】私とJリーグとアビスパと/溢れるサッカーへの情熱。この日からJリーグが始まった:【フットボールな日々】Jリーグが始まったのは1993年5月15日のこと。記念すべき開幕戦は国立霞ヶ丘競技場で行われ、当時2強として知られていたヴェルディ川崎(現東京V)と横浜マリノス(現横浜F・マリノス)が相まみえた。ナイトゲームにも拘わらず、テレビ各局が朝からJリーグ開幕を特集する番組を放送するほどの熱の入れよう。ニュース番組も含めて1日中、どこかの番組でJリーグを特集していた。開幕セレモニーが始まったのは19:00。スタジア...
- 2022/01/19
【無料記事】私とJリーグとアビスパと/30年目を迎えるJリーグ。その歴史を記憶で振り返る:【フットボールな日々】時が経つのは早いもので、つい先日年が明けたと思っていたら、21日にはJリーグの日程が発表され、1カ月後にはいよいよJリーグが開幕する。今から30年前、日本初のプロサッカーリーグの開幕を心躍るようにして迎えたことは昨日のことのように覚えているが、あの時感じたワクワク感は30年たった今も変わらない。記憶や記録に残るシーンの数々や、その時々で感じた喜びも悔しさも、すべて自分の心の中に大事な財産として刻まれてい...
- 2022/01/01
【無料記事】【フットボールな日々】新しい年を迎えて思うこと:新たな歴史をアビスパに関わる人たちと一緒に見てみたい新年明けましておめでとうございます。旧年中は多大なるご支援をいただきありがとうございました。おかげさまで、コロナ禍にも拘わらず、2004年から続けているアビスパ福岡の公式戦すべての現地取材を昨年も継続することができました。改めてお礼申し上げます。改めて振り返ると、昨年はアビスパに関わるすべての人たちにとって最高の年になりました。記録だけではなく記憶さえも塗り替えてくれたクラブ、チームの活躍は、私たちに...
- 2021/11/17
【無料記事】【フットボールな日々】小春日和に誘われて高校サッカー選手権福岡大会。東福岡が2年連続22回目の出場を果たす小春日和に誘われて、久しぶりに博多の森陸上競技場へと足を運んだ。スタンドに続くスロープを登っていくと目の前に青々とした芝生が広がり、暖かな空気がスタンド全体を包み込む。この日は第100回全国高校サッカー選手権大会福岡大会決勝戦が行われる日。開場間もなく、両校の選手たちの父兄の方々やOB、そして高校サッカーファンでメインスタンドの中央部分の大半が埋められていく。その中から空いているスペースを見つけて腰を...
- 2021/11/02
【フットボールな日々:私とJリーグとアビスパと】忘れられない大分との一戦。あの悔しさは同じ舞台で晴らすしかない今シーズンも残すところは5試合。数々の記憶と記録に残る戦いを演じて5年周期を終えることはできたが、まだチームの目標である「勝点50以上、10位以内」に向けてのチャレンジが残っている。勝点50を達成することはもちろん、そこへ可能な限りの勝点を上乗せすることが今シーズン最後の仕事。まずはホームで迎える大分戦で勝点50を手にしたいところだ。......
- 2021/10/28
【フットボールな日々:私とJリーグとアビスパと】私を生んでくれた街と育ててくれた街。いつかはともに優勝を争いたいリーグ戦はどの相手との試合も等しく重要であり、どこと対戦しようが得られる勝点も、失う勝点も3でしかない。それでも特別な試合は存在する。例えばダービー。そこにかかっているのは互いのプライド。その勝利は勝点3以上の価値がある。そしてもう一つ、私にとっての特別な試合が北海道コンサドーレ札幌との対戦だ。それは私にとっては産みの親と育ての親の対戦。ふたつの街には特別な思い入れがあるからだ。......
- 2021/10/21
【フットボールな日々:私とJリーグとアビスパと】まだ見ぬ世界を見てみたい。私がアビスパ福岡を追いかけ続ける理由アビスパ福岡の5年周期が終わった。正直なことを言えば、10試合が終わったあたりでJ1中位となら互角に戦えるという確信があり、それほど心配はしていなかったが、それが現実になったことでほっとしている自分がいる。そして、昨年から勇気と感動を届け続けてくれているチームを見るにつけ、アビスパが新しいフェーズへ移ろうとしているのを感じる。......
- 2021/10/12
【フットボールな日々:私とJリーグとアビスパと】私とサッカー。真っ赤なユニフォームと長髪に魅せられてから半世紀「開会宣言。スポーツを愛する多くのファンの皆様に支えられまして、Jリーグは今日ここに、大きな夢の実現に向かって、その第一歩を踏み出します。1993年5月15日。Jリーグの開会を宣言します。Jリーグチェアマン、川淵三郎」久しぶりにアビスパの試合がない週末、オールドファンにとっては決して忘れることができない言葉を思い出しながら、ぼんやりとJリーグのことを考えてみた。あれから28年。随分と月日が経ったものだ...
- 2021/10/09
【フットボールな日々:私とJリーグとアビスパと】厳しいスタートもこれがW杯最終予選。問われるのはここからの態度既に読者のみなさんもご存知の通り、日本代表がW杯最終予選で大苦戦している。3戦を終えて1勝2敗。日本が初めてW杯出場を果たしたフランスW杯最終予選もホームで迎えた第3戦・韓国戦で逆転負けを喫し、以降、勝てない試合が続いたことで日本中に批判の嵐が吹き荒れたが、当時を思い出させせるような滑り出しだ。2006年ドイツ大会以降、簡単にアジア最終予選を突破してきただけに、この状況を受け入れられない人も多いだろう...
- 2021/10/07
【フットボールな日々:私とJリーグとアビスパと】終盤戦を迎えて思うこと。最後の壁を乗り越えてこそ未来への扉が開くアビスパの歴史が動こうとしている。5年ごとにJ1昇格をして、その都度1年で降格する、いわゆる5年周期を終わらせることはもちろん、未来へ向かって一歩ずつ確かな歩みを続けている。もちろん「勝負は下駄を履くまでわからない」という言葉があるように、まだ何も確定しているわけではない。それでも、降格する恐れを抱きながら戦うリーグ終盤戦と、未来への切符を求めて戦う終盤戦では見える景色はまったく違う。こんな気持ち...
- 2021/03/10
【フットボールな日々】勝負の世界では勝ってこそなんぼ。勝点1を得た清水戦に対する選手たちの言葉に気づかされたこと逞しくなったな。清水戦の翌日、そんなことを考えながら選手たちの話を聞いていた。清水戦で2度のビハインドを追いついたことや、同点ゴールが後半のアディショナルタイムに生まれたことは、いくつかある理由のほんの一つに過ぎない。選手たちの態度と言葉に逞しくなったと感じたのだ。一夜明けた選手たちは誰も同点に追いついたことに触れない。そして、誰もが早い時間帯に喫した失点が問題だったと口にしたからだ。正直に話せば...
- 2021/02/13
【フットボールな日々】間もなくやってくるJリーグの春。その中でどのように変化できるか。その先にアビスパの未来がある自宅近くのイオンで、ひな祭り用のディスプレイに思わず目にとまった。コロナ禍の生活で季節の移り変わりに鈍感になっている私に、桃色に彩られた「雛あられ」が春がそこまでやってきていることを教えてくれているような気がして、少しばかり温かな気分になった。そして、Jリーグに29回目の、アビスパにとって26回目の春がやってくる。2019年の最終戦セレモニーでの川森敬史代表取締役社長の「大改革」宣言を受けて4度目のJ1復...
- 2019/03/16
【フットボールな日々】今年のアウェイ遠征は沖縄から。癒しの空間でソウルフードを味わう~アウェイへ行こう:沖縄編1今年最初のアウェイ旅は沖縄。アビスパを追いかけて沖縄本島に足を運ぶのは2006年に恩納村で行われた一次キャンプ以来13年ぶりのことになる。この年にはW杯による中断期間中に石垣島でもキャンプが行われたが、この2回の遠征で味わった沖縄の空気感が気に入って、またいつか行ってみたいと思っていた場所だ。日本有数のリゾート地だけに遠征費用が気になっていたが、幸い2月下旬は観光シーズンから外れていて飛行機は格安。しがな...
- 2019/03/11
【フットボールな日々】アウェイで過ごす特別な時間。一度行ったらやめられない。~アウェイへ行こう:プロローグ[中倉一志=文・写真]とある理由から、アウェイも含めてアビスパの公式戦を全試合取材しようと思い立ったのが2004年。最初は1年間だけのつもりだったが、1年が2年、2年が3年と続くうちに、アウェイ遠征をやめるきっかけを見つけられなくなり(笑)、今年で16年目を迎えた。最初のうちは、2週間に1回の割合でやって来る非日常に、興奮もし、緊張もしたものだが、今では毎朝歯を磨くのと同じように日常のルーティーンのひとつにな...
- 2018/11/12
【フットボールな日々】それぞれの想いを乗せた42.195キロの戦い。私が「いぶすき菜の花マラソン」を走るワケ。[中倉一志=文]11月11日、ホーム最終戦のキックオフ前に、仲間と一緒に福岡マラソンの応援に出かけた。アビスパサポーターと、Jリーグユニフォームで走るサッカー仲間を応援することが目的だ。初めて生で見る福岡マラソンは、想像以上に多くのランナーと、様々な目的で走るランナーがいて、まだ5キロ地点ということもあり、みんな楽しそうに走っているのが印象的だった。そんなランナーに声援を送りながら、自分が出走を予定して...
- 2018/08/21
【無料記事】【フットボールな日々】宇都宮なのにアビサポで貸し切り状態。王国民とサポーターとお兄さんの奇跡の出会い[中倉一志=文・写真]アウェイゲームの敗戦はいつもへこむ。栃木戦後も、正直、気持ちは沈んでいた。けれど「何度転んだのかが問題なのではない。何度立ち上がるかが問題なのだ」というマリヤン・プシュニク元監督の名句を思い出しながら、久しぶりに再会する友人と連れ立って宇都宮の街へ。サポーターから事前に聞いていた井原監督のお兄さんがやっているという「寿庵」へと足を運ぶ。終わったことを引きずっても何も生まれない...